メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

チーズ・フォンデュについて語ってみる

2010年10月27日 | メガヒヨの日々つれづれ
今でこそ、居酒屋のメニューにも登場するチーズ・フォンデュ。
しかしメガヒヨが少女時代を過ごした昭和では、まだまだ日本になじみの無い食べ物であった。

メガヒヨがチーズ・フォンデュなるスイス料理を認識したのは小学生の頃。
夕方になると再放送されている「アルプスの少女ハイジ」を見てのことだった。
(念のためいうけど、本放送じゃないからね!
まぁ本放送の頃もこの世に存在はしてたけど(笑))

このアニメではスイスやドイツの数々の美味しそうな料理が登場する。
子供の頃から美味しいもの大好きなメガヒヨは、ストーリーそっちのけで画面にくぎ付けになっていたものだ。

おじいさんの山小屋での食事の光景で、ラクレットはしばしば出てきていた。
これも美味しそうではあるけれど「雪印とろけるチーズ」を溶かせば似たようなものは再現出来るので、それほど気には留めなかった。

しかしある日の放送でお祝いのシーンに出てきたチーズ料理は、当時のメガヒヨの常識を覆し目をくぎ付けにする。

なんとそれはお鍋の中いっぱいにチーズが煮立っていた。
そこに各々串につけたパンを突っ込み、とろとろのチーズを絡めて食している。
(食卓を囲んだメンバーは、ハイジ、ペーター、おじいさんと記憶している。)

「なんて贅沢な料理なんだろう。」
昭和の子供、メガヒヨは思った。

まだ外国の食材が入ってこない時代。
レートも1ドル200円台で、チーズなんて雪印かQBBの国産モノくらい。
鍋いっぱいのチーズなんて夢また夢だったのだ。



当時の日本(というかメガヒヨ家)にしては非現実的な食べ物であったので、母親にそれをねだるなどという発想は無かった。
将来、大人になったら食べてみたいとの夢を持つに留まった。


しかし意外なことにチーズフォンデュとメガヒヨは、成人を待たずして出会いを果たすこととなる。

昭和も60年代に入りプラザ合意がなされると、色々新しい食べ物が日本に入ってきた。
メガヒヨの住む街もバブル景気に沸き、様々な新しいレストランがオープンした。
その中にスイス料理専門店というものもあったのだ。

鍋いっぱいのチーズがついに現実となったその日。
思春期まっさかりだったメガヒヨは、長年の思いが叶い胸をときめかせた。
同じくハイジを見ていた姉と妹も同様だったと思う。

目の前にはふつふつと煮えたぎるチーズ。
テレビで観た様に串にパンを刺し、たーっぷりつけていただきます♪

ここが人生の中で一番、チーズフォンデュへの愛が盛り上がった瞬間だったと今更ながら思う。


舌が感じたのは、まさに未知の味覚であった。
というか…エグい。一口で胸やけがしそう!!

そのスイス料理店は妥協しない方針だったのか、本場の味をそのまんま神奈川県の住宅地に持ってきていたのだ。
チーズは当時としてはマニアックなものが使用され、田舎の小娘がとても太刀打ち出来るものではなかった。
今から思えばワインもかなり投入されていたと思う。
大半を残してしまい、積年の夢の晩餐は散々なものとなった。


それからはチーズフォンデュのことなど思い出すのも嫌だった。
というか、ピザなどのチーズ料理一般もしばらくの間受け付けなかったと記憶している。


転機が訪れたのは短大の卒業旅行。
当時流行っていた12日間で5か国周遊する駆け足ツアーに参加することとなった。
その中にスイスも含まれていたのだ。
そしてその案内には「スイスではフォンデュ料理をお召し上がりいただきます。」との一文があった。

「またあんなマニアックなチーズが出たら嫌だなぁ。
でもあれはたまたまそこの店がマズかったのかも知れない。
本場のチーズは美味しいってこともあるよね。」

メガヒヨは本場での味に期待した。

しかしながら、それは叶うことは無かった。
旅先で提供された料理は「オイル・フォンデュ」だったのだ。

何やらハイジに憧れた日本人観光客がチーズフォンデュばかり注文するもので、その匂いが他の客からのクレーム原因となってしまったとのこと。

まぁオイル・フォンデュも美味しかったけれど、このスイスで過ごした一夜がメガヒヨのチーズフォンデュへの思いを復活させることとなった。

自分なりに美味しいチーズフォンデュを追い求めていこう、と。


短大を無事卒業し就職したメガヒヨは、さっそくフォンデュ鍋を買い求めた。
地元とは違い、職場のある県庁所在地は食材店も豊富だ。
メガヒヨは様々なチーズを溶かし、好みを追及した。
そして今…

メガヒヨは「よつ葉北海道十勝100 チーズフォンデュ」を一番美味しいと感じている。
さんざんグルメっぽいことを語ったけれど、この味が優しくて何よりなのである。
調理しやすいし。

急に寒くなった今日この頃。
また週末にでもチーズフォンデュを作りたいな、と思っている。

メガヒヨ、英語に不自由する

2010年10月26日 | メガヒヨの日々つれづれ
ある日のこと。
メガヒヨは会社を午後休み、短大からの友人Eちゃんとおしゃれランチをした。

昼間っからワイングラスを傾けるというのはいいものである。
それも休みの日ではなく、みんなが働いているときならなおさら(笑)



久々に会ったEちゃんとは色々話が盛り上がった。
学生時代、優等生だった彼女。
メガヒヨはその綺麗に書かれたノートに何度助けられたことか。

現在では二人の男の子のママであるEちゃん。
PTAだの、お子さんの部活だの、メガヒヨにとってはまさにアナザーワールド!
面白い話ばかりでついつい時が経つのも忘れた。


夕方になり惜しみつつも帰途に。
Eちゃんとは東海道線の同じ方向なので、湘南新宿ライン下りのホームに二人で並んでいた。

そのとき、アジア系外国人の方に英語で話しかけられた。

「ここに来る電車、新宿に行きますか?」ってな内容。

「いえ、新宿は逆の方向ですよ。」と英語で返しつつ、答えの難しさに気がついた。

この湘南新宿ラインの発着するホームは、元々は横須賀線のもの。
来る電車はたいがい東京を経由し、千葉まで行ってしまう。
時刻表が近くに有れば「新宿行きは何分の電車ですよ」と言えるのだけどそれも見当たらない。

うっかり千葉行きの電車に乗っちゃったら大変だよねぇ。
これは一番確実な方法を言うしかない。
東海道線上りホームから東京まで乗って、それから中央線で行くのがいいよね。
あひゃあ。こりゃ長文になりそう。

「ここのホームじゃなくて、7,8番線の電車に乗って東京で降りて。でもって…」

メガヒヨが東京で降りてって言った途端、外国人の方は怪訝な表情。
あれ、降りるってGET OFFでいいんだよねぇ?
自分のボキャブラリーにも自信が無くなり、頭は真っ白。

そんなときにEちゃんが助け舟を出してくれた。

「あ、電光掲示板に新宿行きの電車が出てる!」

後は簡単。電光掲示板を指差し、
「ぷりーず げっとおん ふぁいぶ さーてぃーず とれいん」

メガヒヨがひらがな英語を披露せずとも電光掲示板が英語で表示してくれたので、外国人の方は乗るべき電車を知ることが出来た。

ああ、良かった。30分に一本の湘南新宿ラインがこのタイミングで来てくれて。


しかし英語ってしゃべってないと本当に解らなくなっちゃうものだよね。
自分から話す分には予め文章を頭の中で組み立てておくけれど、こんな不意打ちカンバセーションだともうお手上げだよ。

子供の頃、ウィッキーさんに襲撃されるサラリーマンをTVで見て
「大人なのにこんなのも解らないのかな。ふふん。」とか思っていたメガヒヨ。
その奢り高ぶりを今更ながら反省。
実際その立場になると答えに詰まってしまうよ、きっと。

そんな訳で大人になった今、ズームイン朝のウィッキーさんのコーナーが無いことに密かに安堵したのであった。

勇気を出して初めての握手会その3 ~天国編~

2010年10月25日 | 国内エンタメ
緊張しつつ、握手ブースにお邪魔したメガヒヨ。
あこがれの細田よしひこくんはすぐ目の前!!

子育てプレイの公開収録で初めて拝見したときは「意外にデカい」印象を受けたのだけど、
今回はとっても華奢な感じがした。
ここにきてまた急激に痩せたのかな?『ガラスの仮面』のときより更に細く感じる。
でもって顔の小ささと来たら、女のメガヒヨがハンカチ噛んでキーっっと嫉妬する位のレヴェル。

生よっしーを観たのは公開収録や舞台だったので、間近な視線を感じることはなかった。
しかし今回は至近距離でじっとこちらを見てくる。

いやぁ。メガヒヨってば長いこと生きて来たけど、あんなに澄んだ瞳の人を見たのって初めて。
しいて言うなら、友人の産みたて赤ちゃん(生後2日目)がタメはる位だなぁ。


ここで貢物の数々を進呈することにした。
まずお花。
「後から来る友達と二人からです。」と渡しながら後方に控えているアスカさんを指した。
そしたら何とよっしー、
『デトロイト・メタル・シティ』でエキストラ参加されていた彼女を覚えている模様。
メガヒヨは羨ましく思いつつも、大きく感心した。
2年前なのにすごい記憶力だよね。印象深く残ってたとしても、日々出会いの多い芸能人は毎日記憶が更新されていくだろうに。
これは覚えてもらった側は嬉しいだろうなぁ

そして準ミザリー状態の手紙。
何とか便箋2枚に収めたもの。

そしてそして。
直接会って手渡し出来る機会もそう無かろうと思って、メガヒヨはうなぎちゃんをよっしーに差し上げた。
手作り品なので引かれてしまうかもと心配したけれど、「すげーっっ!!」と喜んでくれた。
その反応がファンとして何より嬉しかった。

それから割と長い時間お話が出来た。
「子育てプレイ」の公開収録の話題とか。
ファン層調査の一環なのか、「普段なにをされている方なのですか?」とこちらが聞かれる一場面もあった。

思えば時間枠オーバーだったかも知れなかったけれど、はがし屋さんにはがされることもなく、こちらから気持ちよく話を切り上げることが出来た。
ポラロイドで2ショット写真も撮ってもらい、握手でよっしーとの幸せな時間は終わった。
手もすべすべで繊細な感じだった。
どこをとっても美しいよっしー。
この子はどこまで神様に愛されているのだろう




握手ブースを出ても幸せの余韻は治まらなかった。
アスカさん、本日初めてお会いしたミルクちゃんと三人で、よっしーの美しさ、心の清らかさについて熱く語り、うっとりした。




みんなをここまで幸せにしてくれる細田よしひこくん。
まさしく彼は天からのギフトでしょう。
存在するだけで「CHEER UP」してくれるものね。

この日の素敵な思い出を糧に、メガヒヨは仕事をますます頑張ろうと思うのであった。
すごいっっ!! 彼の美しさは日本のGDP値も上げようとしている!!!

でもでもこの幸せの余韻にひたるために、翌日月曜日は有給休暇を取得していたのもまた事実であった(笑)

勇気を出して初めての握手会その2 ~動悸編~

2010年10月25日 | 国内エンタメ
あれだけ拒否感があった握手会への参加を決心したメガヒヨ。
一度考えを改めると変わり身も素早かった。

まず気にしたのは身だしなみ。
不特定多数のファンと握手するよっしーに少しでも不快感を与えたくない。
そんな思いで、前の晩は肌や爪の手入れに余念が無かった。

せっかくだから手紙も書いてみた。
前回、公開収録で送った手紙よりかなり掘り下げた内容。
ミザリー状態にやや傾きつつあるけれど、握手会に参加するファンなんて所詮こんなものでしょう。
くどい位誉めたたえるのがちょうど良いのである。
メガヒヨは開き直りつつあった。



そして当日。
県内の駅でアスカさんと待ち合わせて、電車で東京に向かった。
握手会が開かれる新宿まで一時間ほど。
もちろんその間ずっとよっしーの話題でもちきりだった。

新宿に着き花屋さんでアレンジメントを作ってもらってから、会場である書店に向かった。
スターダスト・プロモーション所属の他の俳優さんと合計3名での合同開催。
俳優さん達はパーテーションに囲まれて見えないようになっている。
周囲は整理券を手にした女性ファンであふれ返っていた。

時間になり、整理番号順に呼ばれて列を作る。
メガヒヨとアスカさんは10番台。
さくさく列が進むかと思いきや、結構時間がかかっている。
パーテーションに閉ざされているからよく分からないんだけど、何やらよっしー。
一人ひとり時間を掛けて話をしてくれている模様。

待ちながらメガヒヨは動悸に苦しんでいた。
緊張しまくって心臓がバクバクいっている。
パーテーション越しによっしーの声が聞こえるんだもん。
一方でこれは本当に現実なのだろうかと、夢のような状況を疑う自分もあった。



長く感じられた待ち時間。
ついにメガヒヨの番となった。
ひゃー。本当に近くに行ってもいいのぉ?

勇気を出して初めての握手会その1 ~葛藤編~

2010年10月25日 | 国内エンタメ
メガヒヨは俳優の細田よしひこ氏のファンである。

彼の初めてのカレンダーの発売を記念して、何と握手会が開催されることとなった。

メガヒヨは深く考え込んだ。
よっしーと握手してみたい。
でもでもイベントとしての握手会にはあまりいい印象がないのだ。


よく東京の大型書店などでアイドルの写真集発売記念握手会などが開かれているけれど、
そういうのに参加している男性は外見に無頓着な方々が多かったりする。
大好きなアイドルちゃんに会うのに、だらしない服装や寝起きみたいな頭で来る神経がどうしても解らない。
それじゃあせっかく応援しているのに台無しだと思うのだけど…。
まぁもちろん全ての方がそうじゃないけどね。



あと最近の握手会は「はがし屋」というのが存在するらしい。
文字通り、アイドルからファンを引きはがす役割のこと。
確かに大勢との握手は負担だと思うけれど、第三者にはがされてしまったらヘコむなぁ。
なんか以下にも迷惑者って感じで。

という訳でメガヒヨは握手会なるものは自分には縁が無いものだと思っていた。
南極越冬隊にでも行く方が、まだ自分の人生では確立が高いと信じ込んでいた位。

もちろんよっしーの至近距離に行けるだなんてことは貴重なチャンスということは重々承知。
でも自分が今まで見下していた握手会というイベントにのこのこ行くなんてプライドが許さない。

そんな感じで、「よっしーには会いたし、握手会には抵抗あり」で大きく葛藤していた。

だけどよっしーファン仲間のアスカさんが誘ってくれたことで、「二人ならいいかも」と握手会へのハードルが急に低くなった。
この方からは生よっしーの魅力について、いっぱい教えてもらっていたし。
大体、彼が今後大きくブレイクしたら、こんなチャンスはもう無くなってしまうかも知れないしね。

メガヒヨは握手会に行くことを決意した。

メガヒヨ、コマーシャルごときにびびる

2010年10月09日 | メガヒヨの日々つれづれ
最近オンエアされている動脈硬化のCMをご覧になった方も多いことだろう。
電車の中でサラリーマン風男性が倒れてしまうアレである。
あまりの恐ろしさに気を取られて、どこの会社の宣伝か覚えていない位。

日常の光景に潜む恐怖という点でも怖いが、バックに流れる歌も怖い。
「シェイヤ~ネ ロトティ~ヤ♪」と聞こえ、何語か全く分からない。
なんか呪文のように聞こえる。どんな恐ろしいことを語っているのだろうか。

まぁこれはスキャット唱法とのことなので意味は特にないのだけど、
そんなの調べないと分からないので、やっぱり怖い。
歌い手は武田カオリさんとのこと。
普段はオシャレソングを歌っている方なのでびっくり。


さて。とっても怖い動脈硬化。
血管が詰まるリスクを出来るだけなくすことで、ある程度は防げるらしい。

その血管が詰まる主な原因といったら、やっぱりコレステロール。
実はメガヒヨ、その数値が割と高い。
善玉、悪玉、揃ってハイスコアをマークしているので、健康診断だと必ず引っかかってしまうのだ。

投薬治療などには至っていないものの、医者からは食事面である程度気をつけるようには言われている。
たまご、バター、イクラなどなど、大好きなものばかり食べすぎを注意されている。

特に困るのがたまご。
これは一日一つに抑えるように勧められている
何せたまご一つで一日摂取分のコレステロール量が終わってしまうのだ。

たまごが制限されると本当に困る。
お弁当にたまご焼きでも入れたらもう終わり。
その日は釜玉うどんも、プリンも、クリームパンも、ついでにイクラ丼などの他のコレステロール・メニューも食べられない。

…まぁそこまで厳密には守ってないけどね

でも自分もあのコマーシャルみたいになって電車を止めてしまったら、それは世間に対して申し訳ない。
そんな訳で覚えてる限りは、たまごの摂取を控えるようにはしている。

シオノギ製薬 動脈硬化警告CM

映画『大奥』

2010年10月03日 | 国内エンタメ
メガヒヨは俳優の細田よしひこ氏のファンである。
この度出演映画の『大奥』が公開となったので、よっしーファン仲間のアスカさんと観に行ってきた。

【あらすじ】
江戸時代、正徳の世のころ。
日本は若い男子のみが罹る謎の疫病・赤面疱瘡により、男女の人口は一対四まで大きくバランスが崩壊していた。
世の中は女性の労働力でのみ支えられ、男子は繁殖能力だけが期待され珍重されていた。

そんな貴重な若い男子を800名も囲ったのが大奥である。
彼らは女将軍に仕え、その寵愛を競うのであった。


この映画の原作は女性誌に連載される人気コミック。
細かいところまで時代検証をして書かれているので、フィクションでありながらもそんな世界が実際にあったのではと錯覚してしまうような作品である。

映画もセットや小道具など丁寧に作られているので、下手なサムライものよりずっとリアリティがあった。

さて。
われらがよっしーの役どころは、柴咲コウさん演じる女将軍・吉宗に仕える御中臈の一人。
基本的にはお世話係といった所だけど、将軍に気に入られれば夜のお相手をすることもある。
そんな訳でお目見えのときは必死。
みんなカラフルな裃をあつらえて、目立とうとしている訳である。
ちなみによっしーは赤レンジャー。
というか、笑点では座布団運びの色じゃん!!

そんなイケメン軍団の中で、よっしー演じる瀬川はとてもキャラが立っていた。
あの鼻にかかった声で「ムフゥ」と笑うのである。
アスカさんが「お公家さんみたい」って言ってたけど、まさに「麻呂は…」って言いそうな感じ。
ところでこの笑い。話の重要な伏線になるのだけど、ネタバレになっちゃうから詳細は黙っとくね。

しかし、よっしーはちょんまげが似合うなぁ。
前髪upバージョンも、二ノ演じる水野を真似た月代バージョンも良くはまっていた。
別の機会に、正統派のお侍さん役をやってほしいものである。
殺陣も演じたら嬉しいなぁ。




そうそう。
この作品。プリンシパルの役者さんもメガヒヨの好きな方々ばかりだった。

主演の二宮和也くんは「売られてゆく」ドナドナ感がせつなかった。
阿部サダヲさんに身支度を整えてもらうシーンは、まさに出品される子犬状態。
剣術のシーンも格好良かったんだけど、「か~なしい目をして見ているよ~」な感じばかり印象に残ったな。

将軍の柴咲さんは凜としていて美しかった。
原作にもある「下がりゃ!」と一喝する場面はどんなになるだろうと期待していたけど、想像以上だった。
ホント、こんな政治家が現実にいたら是非今の日本を治めてほしいよ。

お信役の堀北真希ちゃんはとにかく可憐のひとことにつきる。
今年の春に『誰かが私にキスをした』を見たけど、あの映画より今回の方がずっとこの女優さんの魅力を出している。
日本髪も着物もあんなに可愛く着こなしたら、和風にはまる若い女の子が増えるんだろうな。

そして、松島役の玉木宏さん。
佐々木蔵之介さんとのラブシーンがあると聞いて、メガヒヨはちょっとだけ楽しみにしていた。
ほんのちょっとだけだよっ!
でも数秒の寄り添い程度で拍子抜けしてしまった。
二人とも美形で見応えあるだろうと期待していたのにな~。
いや勿論、期待と言っても本のちょっとだけねっっ!!ちょっとだけだってばっっっ!!!(笑)

原作に漂うBL的雰囲気もこの映画ではそれほどでも無かったかな。
きっとお父さんも安心して見られるよって位。


よっしーの出演映画の原作ってことで漫画を全巻買って読んでみたんだけど、前述の通りに時代考証がしっかりされていてとても面白い。
歴史に伝えられる出来ごとや人物を、男女逆転でしっかり書いているのもさすがである。

メガヒヨは第5巻から6巻にいたる綱吉編の展開が好きだなぁ。
なんか日本のマリー・アントワネット様といったところで。

見応えがあったこの映画。原作もぜひぜひお勧めである

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
よしなが ふみ
白泉社